福 岡 市「市街化調整区域」 探 訪

福岡市の市街化調整区域に関する情報を発信します。

コンパクトシティと都市計画地域

福岡市はコンパクトシティであると良くいわれます。

空港が都市に近い

通勤時間が大都市に比べて短い

比較的短い時間で田舎(緑豊かな場所)に行ける。

 

さらに

大都市と比べ物価が安い。

情報、モノ、教育、仕事、医療、福祉がある程度揃っている。

食べ物が美味しい。

暮らしやすい。

などの理由により、全国の政令都市でも人口増加率は上位に位置しています。

それらのモノやコトが福岡市(及び福岡都市圏)の中心に集中していることが「コンパクトシティ」と呼ばれる所以であるように思われます。

 

市民研究員の定例会議でも

コンパクトシティはよくテーマとして議論されます。

 

例えば・・

 

「福岡市のコンパクトシティは意図的にそう仕向けたのか。それとも、実は恣意的にそうなっただけではないのか」。

 

この問に対して答えを出すには、様々の情報を整理し、より多面的で多層的な考察が必要であるように思いますが

 

福岡市の都市計画区域からの視点だけでいえば

区域区分が設定された時点で福岡市は、

意図的にコンパクトシティ化に向けてシフトされたように見ることができます。

 

福岡市の市街化調整区域都市計画区域周辺部に位置しています。

周辺部に市街化抑制の圧力があるので必然として市街化の開発圧力はある一定のライン(線引ライン)から外にはみ出すことは出来ません。

結果的に都市機能は中心部に集中し、

周辺部は未開発の田園地帯が維持されるようになりました。

 

線引当初、市街化調整区域の意味合いは、将来的な市街化の肥大に対応するための余剰地帯としての機能も含意されていたようです。

しかし、今後確実に起こりうる福岡市の人口減少による少子高齢化を鑑みると、これから線引が排除される可能性は極めて少ないように思います。

 

今後、福岡市がコンパクトシティとして成熟していくには、市街化調整区域が果たすべき役割というものにも注視していくべきだろうと考えます。