福 岡 市「市街化調整区域」 探 訪

福岡市の市街化調整区域に関する情報を発信します。

市街化調整区域に内在するトレードオフ問題

市街化調整区域の抱える問題のひとつに

人口減少、少子高齢化による地域コミュニティの衰退があげられます。

 

『市街化調整区域の施策に関する研究Ⅱ』によると

 

「市街化調整区域の特性として、全体的な高齢化率はたかいが

都市部と比べて移動性が低いため、コミュニティの密度が高く

かつての村社会を継承しているような、地域コミュニティが形成させている」。

とあります。

 

これは、ある意味で排他性や閉鎖性を含意しているといえますが、

農林水産業を基盤産業にしている市街化調整区域にとっては、

そのようなコミュニティのありかたが、農業集落の基礎である」

ともいえます。

 

人口減少、高齢化の影響による地域コミュニティの衰退を回避するためには

福岡市が進める「市街化調整区域への定住化促進制度」の活用も大事ですが

市街化調整区域に既存する「濃密な地域コミュニテイ」

地域の衰退を回避するための「コミュニティの開放性」という

ふたつの相反する事象に折り合いをつける、

いわゆるトレードオフ問題を解決することも根本的な問題として

重要になっているようです。

 

そのための重要なキーワードはやはり

「農業」「農村」になってくるのでしょうか・・

 

参照:財団法人福岡アジア都市研究所『市街化調整区域の施策に関する研究Ⅱ』