福 岡 市「市街化調整区域」 探 訪

福岡市の市街化調整区域に関する情報を発信します。

「仏壇空き家」と「いつか住むかも空き家」

空き家の問題はなにも「市街化調整区域」だけに限ったことではありません。

都心にだって手のつけらていない空き家は沢山あります。

なぜ、手がつけられないか・・は、それぞれに理由があり、改善するにはそれぞになにかしらの対策を必要とします。

しかし、その対策というのが、結構「時間の経過」であったりすることが多いようです。「時間の経過」とは、たとえば世代が変わらないと対応できない、とかそういうことですね。

 

良く、空き家を売却したり賃貸で活用しない理由に

「仏壇があるけん・・・」という話を聞きます。

 

今では、マンション用のコンパクトサイズの仏壇など時代に合わせて「大きさ」や「置かれる場所」や「存在価値」など変化していますが、昔ながらの家には、「仏間」というそれ専用の部屋に立派な仏壇が置かれていますよね。

そしてその仏壇が立派であれば立派であるほど、その家の歴史と威厳のようなモノがそれに反映されているようで、まるで、仏壇自体が家のすべてを象徴しているかのような趣きさえあります。

だから、その家を継いだ人間は、今はその家に住んでいなくても「自分の代で家の歴史に傷をつけることはできない」との理由からなかなか賃貸することができないのです。

このような状況におかれている空き家を「仏壇空き屋」と命名しましょう。

「仏壇空き屋」になるには、その家を継いだ人間がその家に対してどれだけ愛着があるかによって決まります。

一概に世代だけでは判断できないようです。

 

「仏壇空き屋」に似た感じの空き家で

「いつか住むかも空き家」というのがあります。

これは、文字通り「今は住んでいないけど、定年したら田舎暮らしをするかもしれんけん、その時までは人には貸したくないっちゃん」ということで空き家になっている空き家です。

市街化調整区域の場合、田舎だし、昔ながら戸建住宅が多いのでこの「仏壇空き家」「いつか住むかも空き家」である可能性が高いです。

 

また、これらの要素に加えて市街化調整区域の場合

空き家でも市街化区域と違って固定資産税が安いので、空き家としてもっていてもそれほど負担にならない。

そもそも、市街化調整区域だから賃貸で貸せない。

農家住宅として建築したが「所有者が実は違っている」などなんやかんやで売買できない。

などが加えられ、空き家になる率が上がります。

 

また多くの人が都心でのマンション暮らしに利便を感じて、一軒家での生活を敬遠している人が多いようです。

 

だから、定年後戸建に戻るのが億劫になって「仏壇空き家」や「いつか住むかも空き家」がそのままであったりとかするかもしれません